ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 「太陽」 ( No.7 )
日時: 2010/02/23 21:21
名前: 一虎 ◆NmvfWy.uJ2 (ID: 6vRIMW/o)

第3話[グランドの町]NO.1
 「おい。旅の人達よ、町に着いたぜ。ここでいいんだろ?」

操縦者の男は、言った。

「ああ、ここでいい…。世話になったな。」

グエンは、静かに言った。

「おっちゃーん!!あんがとな〜!!またなー!!」

マキシは、馬車に手を振っていた。

「おいおい、行こうぜ。あんなガキおいといてよ。」

ファイは、マキシを指差しながら言った。

「いくらなんでもそれは、やりすぎだよファイ。」

シンラは、言った。

「なあなあ!!早く宿探そうぜ!!」

マキシは、目を輝かせながら言った。

(「このガキ切り替えだけは早ッ!!」)

ファイは、そう思っていた。

「さあ、宿を探しに行こうか。」

シンラは、手を一回叩いていった。

「シンラ!!行こうぜ!!グエンとファイは、あっちね!!」

マキシは、ファイの腕を引っ張って行った。

「おいおい……。なんで俺は、グエンとなんだよ…。いつもいつも…。」

「とっとと探して寝るぜ。」

グエンは、あきれたように言った。

「そうだな。」

ファイは、そう言った。

「待てって。グエン!!」

ファイは、先に歩き出したグエンを追いかけていった。

〜その頃、マキシとシンラ〜

 「なあなあ、シンラ〜。宿なんて無いぞ〜…。」

マキシは、言った。

「シンラ何か見えないのか〜?」

シンラは、一応背伸びをして周りを見回した。

「あっ。」

シンラは、ある場所を見つけた。

「どうした?シンラ。」

「宿ありましたよ。」

シンラは、笑顔で言った。

「まじ!!!やったー!!」

マキシは、飛び上がった。

「なに飛び跳ねてんだよ、クソガキ。」

どこからか声がした。マキシは、周りを見回した。

「こんな人が多いなかで飛び跳ねてんじゃねえよ。」

ファイが正面から現れた。その後にはグエンもいる。

「ああ、ファイにグエン。見つけましたか?」

「見つけたからお前らを探してたんだよ。」

ファイは、言った。

「まあ、宿に入ろうよ。」

シンラは、笑顔で言った。

「賛成!!!腹減ったし疲れた!!!」

マキシは、大声で言った。

「さっさと宿入って寝ようぜ…。」

ファイは、あくびをしながら言った。

「おい、さっさと行きやがれ。俺だって疲れてんだ。」

グエンは、不機嫌な声で言った。

「いや〜、おもしろい人たちだな〜本当に。」

シンラは、笑顔で言った。

第3話[グランドの町]NO.1 終