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　　　　　　　　　　　†　プロローグ　†


神は、少年に言った。

「お前を気に入った。だから、オレと一緒に来い」

いきなりの言葉に少年は唖然とし、黙った。
言葉の意味をゆっくりと考え、意味が分かるともう一度聞きなおした。

「だから、一緒に行こうって言ったんだよ」

優しく、神は言った。

神なんて者の口調ではなくいたら兄貴のような存在か。
ただ、何故自分は神なんかと一緒に行かねばならないか分からなかった。

「オレは見た通り神だ。そして、お前は神に魅入られし者。
　つまり、お前は


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿エクソシストだ」


「＿＿＿＿＿え？」

少年は驚きのあまりもう一度聞きなおそうかと思った。

「何で僕がエクソシストなんかにならなきゃいけないんだ！」
「・・・・・・馬鹿だな、お前は。周りを見てみな」

　　　　　　　　　　　　　、、、、、、
そう言って神が示す所は街があったところ。
〝黒神（こくがみ）〟によって破壊されたこの少年の生まれた街。

「お前には家族はいない。だから、オレと一緒に来い」

そうして少年はエクソシストになった。



黒神は白神（はくがみ）と呼ばれる神を裏切った神だった。
黒神は世界を滅ぼす悪魔。

それを倒すの神に魅入られしエクソシスト。





　　　　　　　　　　　　　　　　「おい、行くぞ」