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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 紅花と光空 [01(途)up] ( No.5 )
- 日時: 2010/03/15 16:52
- 名前: 迷鎖 ◆eVKFdGz9q2 (ID: xYJBB/ey)
うるさい教室。その中で、静かに、真剣に料理レシピを読んでる男子が居る。何となく笑える。
そして静かに、だが適当に絵を描いている奴、それは私だ。私と空牙以外の他の人は、席を立って、クラスの“人気者”と言える奴の周りに集っている。
何とかりん、とかそんな名前だ。鈴か凛かは知らない。
黒髪にポニーテール、バストは推測Cカップ位あるんじゃないのかと思う。私だって黒髪ポニーテールだっつーの、生憎な事にAカップだけれど。
何と言うか、悪がカッコいい、と思っている馬鹿だけど学習面は偉い成績いいんだよ。馬鹿か天才かって言われたら迷わず天才を選ぶ人が多い。まず普通はそうだな。でも私はそれの逆だ。
悪と善なんてどちらがカッコいいなんて知れたもんじゃないね。一生懸命がカッコいいって言葉知ってんだかね。
と、私は心の中でぼやきながら絵を描く。
すると、そこで担任が来た。りんの周りに集っていた奴らは、急いで席に座る。遠い席の奴らが哀れに見えて笑える。
「HRを始めるぞ!」
と先生は大きな声で言った。いつも本気だよなあ。
担任の名前は、苗字の村岡しか知らない。年齢は推測三十九歳。外見は熱血先生と言う感じの黒髪のスポーツ狩り。洋服は楽そうな格好に短パン。まさか、名前は勇雄とか言うんじゃないだろうな、“勇ましい英雄”だと。カッコいいなおい。
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