ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 私と船と大空と〜プロローグUP ( No.2 )
- 日時: 2010/03/16 20:37
- 名前: myself ◆IES8JQTB.6 (ID: Bj.1bVbu)
1−零
1990年(破壊暦10年) 太平洋沿岸
ドダドダドダ、ドシン
八月中旬の太平洋に浮かぶ一隻の船内からまるで階段から落ちてくるような音が響いていた。
もしも、この音の主が小さい子供なら読者さんも「あ〜、子供の頃はよくあったな〜」みたいな風にはなるが、その主がもしも18歳の女だったらどうだろうか。
仮にメガネでお下げでドジッコであれば許すが、その女がこの物語の主人公であれば、正直……
「「引くよね」」
本の山と仲良く一緒に階段を落ちてきた木城悠里(キジョウ ユウリ)は頭をさすりながら立ち上がる。
そして親友の目の前に立つ田中久美(タナカ クミ)と悠里の妹である木城零里(キジョウ レイリ)に声をかける。
「痛ッ〜」
「ゴメン、メガネでお下げでドジッコだったら許すけど、やっぱ……引くわ」
「ゴメン、さすがに18にもなる姉をもつ私から言わせてもらうと、それ癖?」
「黙れ」
それぞれの悠里に向けられる言葉を一言で返す。
久美と零里はそそくさと悠里の周りに散らばる本を片付けている。
そしてその集めた本を悠里の手の上におく。
「はい、今度は落とさないでねお姉ちゃん」
「そうだぞ、零里が可哀想だよ」
「はいはい」
そうして悠里たちはまた歩き出すが、途中のちょっとした段差でまたこける羽目になったのだが……。
「「ホント、それ癖でしょ?」」
*
物語は見る人、語る人、話す人によっていろんな視点が浮かび上がってくるわけであってたくさんの物語がひそんでいる。それを見つけられるかは貴方しだいだが、とりあえず木城悠里を主人公にしようか。
なぜかって?そりゃ、”わかりやすさ”を考えただけだ。
まぁ、がんばってみたまえ。
あれ?紳士風?
あ、そうだ、この話もノートに……。
-コラム1
▼木城悠里について
「大属性」水
「守護神」氷
ある小さな船(ノーアナザー号)の戦闘員であり階段などの段差でこける癖があり実はそれが以外にもコンプレックスだったり……
容姿は茶色のボサボサ頭で長さは肩につくかつかないかぐらいで、目は黒色、服も基本は黒色でフード付黒ワンピースにジーンズをはいている。
◆作者の戯言
知ってました?奥さん、世の中じゃあ色々大変みたいで、新党結成とかホワイトビーチとか色々とね……
んな事は置いといて……
ども、こんばんはmyselfです^^
何日ぶりの更新でしょうか?
まぁ、色々と大変なんですよね、私も。
ま、今日はここら辺で、それでは^^