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Re: ノストラダムス!  ( No.111 )
日時: 2010/12/07 20:04
名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)

気休めに番外編② 荒川連VS教師・ROUND 2


羅木高校職員室。今、ここにいるのは、荒川連と生徒指導教師の松本だけであった。
なんだか、こんな光景前にも見た気がするがきっと気のせいだ。

「で、荒川……お前、自分が何で呼び出されたか、分かってるんだろうなぁ? あ?」
「なんだろー。僕ぅ、これっぽちもわかんな〜い」
荒川は、ニタニタと悪趣味に笑いながら言った。教師はそれが限界だったようで、机をダン!と叩くと、連の目の前に「ある物」を突きつけた。
「これを見ても、まだ笑っていられるか!?」
「……あ、ヤベ」
連はそれを見て冷や汗をかく。何を隠そう、それは、彼の携帯電話だった。
「え、えと、そのケータイ、ちょっとヤバい画像とか動画とか、色々入ってるんで返してください。あの、その、空手部の先輩の、アレとかコレとかソレとか……」
「いや、まずケータイを学校に持ってくる時点で、羅木では校則違反になるからな? というか、最早それ盗撮なんじゃ……」
訝しげに眉をひそめる松本。それに対して、連は慌てて両手を振る。
「ち、違いますよ! 盗撮だなんて人聞きの悪い! せめて隠し撮りって呼んでくださ」
「どっちも一緒じゃ!! とにかく!! このケータイは没収する!!」
「そんなぁ〜!!」
結局、荒川連の携帯電話は、教師・松本の手に納まることとなった。


「でも、また新しいの買うから、別に大丈夫!!」
荒川連は、今日もめげない。