ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 夜空と僕 ( No.4 )
- 日時: 2010/04/03 13:55
- 名前: 修羅人 (ID: JgiXnGnD)
今は夜。
授業がまだ続いている。
退屈な僕は、話が右から入り、左から抜けていく様だ。内容は、全く覚えてない。
盛り上がっている龍切は、偉そうに咳払いなどをしてる。
ここまで、龍切の自慢話か、武勇伝・・・・(?)しか聞いてない。
とうとう痺れを切らした桔梗。
クールの欠片も無く、戦闘モード突入。
玉玄も、額に青筋が立っている。
湖は、二人を落ち着かせようと、おろおろしている。
「お前・・・話はそれだけか?」
「ふぅ。つまらないお馬鹿話に、付き合っている暇は
在りません。その喉、切り裂きましょうか?」
黒いオーラが二人の周りに・・・(焦
(怖いなぁ・・・まぁ、悪いのは龍切だけどな。)
そう思って、僕は二人を見ないようにした。
窓の外を眺めるだけで、何故か切なくなる。
(父さん、母さん、今頃何してるかな・・・)
心配しているだろうか?
此処には、お祖父ちゃんも(ボケてるけど)従兄弟も
(何かおかしいけど・・・)が居るから、大丈夫かな?
連絡できるなら、二人にもしないと。
怒りを爆発させた二人。
龍切は助けを求めていたが、僕は無視した。
仕方なくと言う風に、龍切は真面目な顔になった。
「エー・・・と、次は仕事について・・・?」
龍切は、忘れた事を思い出すように、頭を掻いた。
この家の殺し屋は、余り人を殺める事はしないらしい。
「それは、どうゆう事だよ?」
僕には、判らなかった。
殺し屋・・・頼まれたら、金のため、理由なし・・・人を
簡単に殺してしまう・・・そんな者だろう?
人を殺さないなんて、いったいどうゆう事だ?
「アーァ・・・・・例えば、大切な物が奪われるだろ?そうしたら、俺等に依頼するんだ。」
「は・・・・?盗まれただけで人を殺すのか?」
「じゃなくて、取り戻しに行くとする。はい、取り戻しました。なら、ハッピーエンドだけど、壊れてたら?依頼は、失敗・・・。持ち主にとって大切なものなんだ。壊れた事を知らせた時、頼まれれば、相手を始末する。大体は、話し合って殺める事はしないけどな。」
「訳判んね。殺し屋じゃねーじゃん。」
「あぁ。まぁ、一番判りやすい言い方だろ?」
「そんなのを俺は、継がなきゃいけないのか?」
「舐めるなよ?相手は、テロリストやら国家的にも問題になってる奴なんだよ。・・・犯罪者を捕まえたり、いわば俺等は何でも屋・・・・・?」
此処まで来て、重大発表?!
僕の家が、そんなに重要なのか?
話は、全てが信じられる物ではないが・・・・・
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「殺し屋じゃないなら・・・・・・・
頑張る・・・・か?」
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嘘かもしれないけど、殺されかけたんだ。
在り得るだろう。
龍切が少し笑顔になった。
玉玄も、らしくない様な軟らかい顔になった。
「じゃ、明日は才能・・・・良く言えば、超能力について。」
「・・・・・・・・・?・・・・・・・!!??学校は?!」
夜中の家に、僕の大声が響いた。
続く