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Re:    修羅−光の俺、影の俺−    ( No.3 )
日時: 2010/03/27 23:16
名前: 乙夜 (ID: kQMNZXMh)



ガンッ



「テメェかぁ…礼儀のなってねぇ後輩はよぉ」


一番強そうな奴が近くにあった机を蹴り飛ばす。
派手な音を出して転がった。


「うるせぇな…朝から」

「んだとぉ…!テメェ、さっきからよぉ、ガタガタ言いやがってッ!…ちょっと来いや!!テメェに礼儀を教えてやる!!!」

「テメェに教わるなんて死んでも嫌だね」

「…の野郎ッ!!!調子乗んな——



バシュッ



「…あ?」


何かの斬れる音とともに、奴の脇腹から血が流れている。


「今度は…外さねぇぞ?」


俺は、声のトーンを低くして言い放った。
俺の投げたナイフは奴の脇腹に刺さった。


「……ンメェ…ッ!!」


掠れる様な声で呟き、その場に倒れた。
血がドクドクと流れだしている。


「くしょぉぉぉぉおおおお!!!」


狂った様に声をだし、持っていたバットを俺に向かって振り上げた。

俺は接近戦の得意な翔に代わった。


「よぉ、イイ根性じゃねーかぁ…」

「ひッ!!」


恐怖に怯えた声をだし、その場で震え始めた。
弱ぇな。


「死ぬ覚悟出来てんだろ?」


その一言を言い、相手の後頭部を蹴り潰した。
ぐしゃっと潰れる音が響く。


「ハハッ…弱ぇ」