ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:    修羅−光の俺、影の俺−    ( No.4 )
日時: 2010/03/28 15:04
名前: 乙夜 (ID: kQMNZXMh)

『翔…大丈夫か?』

「(あぁ、心配ねぇよ)」


頭の中で少しだけ会話を続けた。


「次、来いよ。ぶっ殺してやるから」

『翔、次俺に殺らせて』

「(わーった)」


翔と人格を交代し、次なる相手を殺しに向かう。

俺はどっちかと言うと素手は苦手だ。
だから小型ナイフを使う。
俺とは違って翔は、素手で相手を倒すのが得意。
翔曰く、素手の方がカッコイイらしい。


「さぁーって、来ないなら俺からいくよ?」


恐怖に固まって一歩も動かない。
つか、動けないのが正解だろ。


「お、お前…そんな事して良いとお、思ってんのか?」


相手の一人が言う。

まぁ、何せ今ココで2人の人間を殺してるからなぁ。
言われても仕方がない。


「別に」

『つか、早く殺れよ』

「(ん)」


制服に隠していた、ナイフを気付かせないようにその場に出す。


「ふ、ふふふざけんなよッ!!俺の親父警視総監なん——



バシュッ



「黙れ。それが何だっつーんだよ?」


長い話に付き合ってらんねぇ。
俺は残りの2人にもナイフを刺した。

ドサッとその場に倒れる。
すると、騒ぎに駆けつけた先生が来た。


「何だ!どうし——ッ!!!」


話ていた言葉は、死体を見て言葉を詰まらせた。


「何なんだコレは!!!!」


俺に気付き、言葉を投げかける。


「俺が殺ったけど?」


そう言えば顔を青くした。

俺は奴等の体に刺さっている、ナイフを抜いて、近くのカーテンに拭いた。


「汚ぇ血」

『んだソレ、笑える。ハハハッ』