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*Prologue

大勢の人が行き交う大通りの何処かに、細い道がありました。
抜け道かと思い通り抜けていく人は、景観が先程と変わらないので首をかしげます。
動物を連れた人は、道の前で動物が盛んに威嚇の声を上げるので首をかしげます。

クマのキーホルダーを手にした少女が一人、道に入っていきました。
おや、姿が消えてしまいましたね。
お気になさるのですか、では一緒に追いかけてみましょう。
私から離れてはなりませんよ、さぁ私の手を握り前を見据えて。



——————あの、鮮血に染まった背中を追うのです、