ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第7話  魔術とは…   ( No.128 )
日時: 2010/04/20 17:31
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

「ねえ、マリア。何時まで空中飛んでないといけないか分からない?」
「さあ?私に分かるわけ無いじゃん」

それもそうか、
私にも言ってないんだ
他の人が聞いていることも無いだろう
みんな同じ眼で見ているし。
しかし、そんな考えは関係なかったようだ
もう高度が落ちてるし
・・・・・・・今落ちたから。

「遅いぞ、マリア!ロゼ!」
「仕方ないよ、自称勇者とか言うやつが」
「邪魔した・・・か?」
「その通り・・・こっちはどうなってるの?」

5人周囲を巨大な狼が囲む
見るからに、友達になろう
と言った顔ではない。
むしろ、早く食わせろと言っているような顔でヨダレを垂らして距離を縮めて来る。
危ないが、それでも良い訓練にはなりそうだ。

「ねえ、犬全部私が狩って良い?」
「私が殺す」

マリアが予想外の言葉を口にする
シュイ以外驚きを隠せないようだ。
しかし、そんな事関係ない
すぐにこの犬共を片付ければ良い。

「魔法は何回も見てきた、少しぐらいなら出来なくも無いハズ」

そういい、魔力を周囲の地面に注ぎ込み
一気に地面に溜まった魔力を開放すれば
・・・・・・轟音を轟かせ、周囲を焦がす!
それが魔術と言った物だ。