ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第5話  降参? ( No.146 )
日時: 2010/04/25 12:40
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
参照: http://noberu.dee.cc/noberu/gazoutoukou/src/file262.JPG

「参った参った、降参だ〜」

両手がナイフの男が手を上に上げる。
明らかに宣言は棒読みで実際はそう思っていないだろう。
しかしそんな事関係ない、
この戦闘には勝ったのだから。

「じゃあ、武器を地面に置いて両手を頭の後ろに組め」
「無理、手自体がナイフだからさ」

確かに!
コレは納得せざるを得ない。
しかし、変形させている場合も考えられる
まだ油断は出来ない。

「しょーがねえ、俺も降参。戦闘終了な」
「降参?お前マジ詰まんねー、死んで良いよ」

その言葉が戦闘再開の合図となった。
炎を纏った真空波がシュイを襲い、
それをシュイが剣で受け流している隙にブラッディが
真後ろから隙を突き斬りかかる!
レベルの差は一目瞭然、
シュイが圧倒的に不利だ。

「いい加減に・・・・・・しなさーい!」

木の上から船長が叫びながら命令する。
声と共に何かが体を縛り、
2人とも身動きが取れなくなった。
2人を縛っているのは…鎖?