ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第3話  壊滅後 ( No.6 )
日時: 2010/03/31 22:04
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

研究施設の扉は無防備に開き
見回りをしているだろう警備兵の姿も無い
・・・・・・何かがおかしい

「変だな?」

ただ、それ以外の言葉が出てこない
躊躇しながらも研究施設の中に踏み込んだ
電源が壊れているのか、電機がついていない

「暗いわね」

ゴトン

足に何かが引っかかった
身構えるが、ただの懐中電灯
ラッキーだった
回りを照らしながら
注意を払い進む
途中でいくつもの死体が転がっていた
恐らく、何者かに壊滅させられた後だろう、
無駄足を運んだわけだ

「チェ、とんだ無駄足だったな」

と思ったのもつかの間、
暗闇で何かが蠢いている
何かは分からないが、一ついえることは
敵だ!