ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第3話  バケモノの巣窟  ( No.64 )
日時: 2010/04/08 09:12
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

ゴーン…ゴーン…ゴーン…

洞窟を入ってすぐ、扉の前で7人は立ち往生していた。
理由は簡単。
恐ろしく広いので、ノックが聞こえていても扉の元まで来るのに時間が掛るからだ。
それくらい広いらしいが、中に入ってみるまでは定かではない。

「遅いね、この扉…持ち上げていい?シャッター見たいに上に上げるようになってるし…」
「多分無理だ、感電死するぞ」
「私がやりましょうか?」
「お前はそこまで力が無いだろ、マリア」
「そうですね、私には感電は防げても持ち上げる事はチョット…」

話していると、何の前触れも無く
シャッターのように上へ戸が持ち上がった。
誰か居る……誰だ?

「おお、社長、早いお着きで」
「怪鳥に会わなかったのでな、今回は運がいい」
「それはそうと、後ろの方々は?シュイさんとマリアさんは知っていますが」
「コイツはレイリー、こっちがロゼ、最後にコイツが…名前、何だ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・R-5000マイナス」
「適当でいいだろう、お前は今からレオンでいいか?」
「どうぞご勝手に」
「コイツはレオンだ」
「そうですか、では中へ。ようこそ、時代の横断幕本社へ」
「・・・・・・殺気が痛いな、バケモノの巣窟か?ここは?」