ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第4話 会議前の遊び ( No.65 )
日時: 2010/04/08 09:14
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

ドォオォオォオォン!

爆音が地下に響く。
何処かの馬鹿が遊んでいる真っ最中、
その馬鹿はもちろんロゼ…ではなくレオンだ。

「ほら、次は誰だ?」
「俺がやろう」

大柄な体格のいい魔人の男が立ち向かう。
しかし、当たり前のように撃沈、
レオンは楽しそうにケタケタと笑っている。
コレで犠牲者は5人目だ
ここまで来ると『姉』も動かざるを得ない。

「いい加減に…しなさいッ!」

ロゼが思いっきりレオンを地面に叩き付けるが
殆どノーダメージの様だ、ケロッといている。
さすが『弟』新型なだけある
体表の傷は見る見るうちに治り、2秒で骨折すら完治させる始末
ここまで出鱈目な再生能力を持った生き物はそうは居ない。

「今度はこっちの番だ!」

レオンがロゼに掴みにかかる。

「crush!」

そこへ何故かサタンの命令が聞こえる。
その命令は2人へのものではないらしい、
では誰の?
その疑問は1秒せずに分かった
レイリーだ。
2人の間の地面を砕いて遠ざけた。

「遅い!遅すぎる!」

遅いんじゃなくてお前が異常に早いんだよ!
さてはリミッター解除してやがる
そうで無ければここまでの力は出ないはず。

「次は…Restriction!」

・・・・・・Restriction?
ああ、意味は確か拘束!
・・・拘束?
マズイ!

と思ったときにはとき既に遅し
2人とも鎖でぐるぐる巻きだ。

「operation end!」
「ハイハイ、つッかれたな」
「会議、始めるぞ」