ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第6話 逃走  ( No.97 )
日時: 2010/04/15 16:16
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

「居たぞ!ここダァ!」
「ヤッベ、見つかった!逃げるぞ!」
「そりゃあさあ、無理って物よ。第5部隊まで相手できたのは認めるけどさ、体力的にはやっぱりトラップや毒ガスじゃ不可能ね」

状況がいまいち読めないので
まず、一番初めに叫んだ奴
コレは敵の第5部隊、
100人以上も居る精鋭部隊だ。
次に多少あせってた奴、
アレはJapan RI-01
つまり紅破のことだ。
最後に冷静でいたのが私
ロゼって所。
でも、冷静でも居られない
第5部隊はホムンクルス
つまり、人造人間のみで結成されている
腕をもごうが首を刎ねようが襲ってくる
痛みを感じない殺人マシーンの群れだ。

「逃げるよ」
「ああ、コレは流石にきつい」

と言い、窓へ走る
私に関しては、攻撃の届かない天井を走る。
そして窓を突き破り、外へと出た
…までは良かった、
でも、ここ・・・。

「何階だったのよ〜!?」
「50階建てのビルの最上階、高さ160m地点だ」

落下中で地面に叩きつけられるまであと10秒無いのに冷静だな紅破!
高所恐怖症になるのも時間の問題だ
どうにかして生き延びねば!
魔法道具はは使えないし…

「おい、上手くいくかわかんネーケド…賭けてみるか?」
「何に!?」
「俺の能力にだよ」