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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ________ doll house ... ( No.4 )
- 日時: 2010/06/02 01:18
- 名前: 牙暁 (ID: 3r6DhwLS)
■第02話
今は二時間目。数学である。
黒板に書かれた数式を見ただけで、頭が痛い。
つまらない時間が過ぎ去っていく事に対して、苛立ち感じ始めていた。其の時だった。
『授業中失礼します。先生方に連絡します。至急先生方は職員室にお集まり下さい。
繰り返します。至急先生方は職員室にお集まり下さい』
此の声は確か……教頭だ。
何か有ったのだろうか。
「すまん、自習をしといてくれ。遊ぶじゃないぞ」
白井はそう言うと、そそくさと教室を出て行った。
皆は白井の言うとおり、自習をしているが雑談をしている。
耳障りな音が鳴り響く中、あたしは壱架に声を掛けた。
「如何したんだろうね」
壱架は又難しい本を読みながら、分らないと首を振る。
誰かが又悪さをしたのだろうか。
まぁ、授業を受けずに済んだから、如何でも良い。
白井が帰ってきたら、誰かが聞くだろう。
鞄から持ってきたお菓子を取り出し、食べる。
嗚呼、お菓子最高……!!
得にチョコレートはマジで最高…
確か、チョコも入れて来た筈だ。
鞄に手を伸ばした時だ、携帯の着信音が鳴り響く。
あたしだけの携帯じゃない。
多分、約全生徒の携帯が鳴っただろう。聞こえた音は数知れなかった。
「何だろ……?」
あたしはごそごそと携帯を探った。
メールが一通、届いている。
「……HOUSE…?」
誰だ?此れ。
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