ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ________ doll house ... ( No.5 )
日時: 2010/06/02 01:24
名前: 牙暁 (ID: 3r6DhwLS)

 ■第03話

突然届いた其のメールの宛て先は、『HOUSE』

気味悪かったが中が気に為る。
仕方が無く、開いてみた。

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着信4/9 9:54
from.HOUSE

オハヨウ、皆サン
今カラ楽シイゲームヲ始メルヨ

此レカラ
皆サンニハ
鬼カラ逃ゲテモラウ
要ハ鬼ゴッコダヨ

デモ
普通ノ鬼ゴッコジャナイノ

捕マレバ
僕ノ大好キナ、オ人形ニ為ッテモラウヨ

範囲ハ
学校全体ヲ使ウカラネ
モシ出タ場合、其ノ人ニハ罰ガ下ルヨ

鬼ハ3体用意サセテモラッタヨ

後、其ノ鬼ヲ殺シテモ構ワナイ
皆サンノ自由ニスレバ良イ
ケド、忘レナイデネ
鬼ニ捕マレバ、オ人形ニサレル事ヲ

AM10:00カラ戦闘開始ダヨ


其レジャア頑張ッテネ

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『……は? 意味分んねェ─』

『何此れ!? 気味悪い!!』

そんな声が色んな所から聞こえてくる。


あたしは少し迷ったが、壱架に聞いた。

「此れ、本当だと思う?」

「……さぁ、悪戯じゃね?」

悪戯…確かにそうかもしれない。
でも本当なら危ないし、先生に報告しといた方が良い?

「壱架、職員室に行こう」

壱架は嫌な顔をして、反対したが渋々立ち上がる。
あたしは壱架の手を引いて職員室に向かった。



『学校全体鬼ごっこ』
開始間で…………後5分