ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:           残酷な女学生 ( No.19 )
日時: 2010/04/10 21:45
名前: 朔羅 ◆love33RPPg (ID: NOphWmYz)
参照: 新しい文房具ほしい、髪の毛きりにいきたい……パッツンの前髪がいいっ!!

第3話



「つっかれたー」

今日は、始業式なのに異常につかれた。
講堂での、校長先生の話が長かったせいだ。
私は、教室に帰ってくるなり、伸びをした。


「もうすぐ帰れるわね」


私にそういってきたのは、相葉鈴子だ。
鈴子とは、小学校時代からの仲良しであり
何でも話せる心友だった。


「私の今日の昼食、カレーだって」


私は、ちょっとだけ自慢げに、鈴子にいう。
そう、今日はカレーだってお母さんにいわれた。
鈴子は、口に手をあてた。

「え、いいなぁ!!」
「えへへ」


まぁカレーとかそういう、モダンな食べ物は
私の家でもあんまり食べないからねえ。
私は、おなかをおさえると、時計をみつめた。









——11時58分。










ドッシーン





急に、地面が震え上がったかと思うと
教室の棚や、時計などが一気に落ちてきた。
私達はとっさに、机の下に隠れる。
かなり大きい音がして、教室が崩れていく。
……ゆれが収まったと同時に、私達は
すぐさま避難することになった。


聞こえる叫び声、逃げまとう人々。
あたり一面に撒き散らす、炎。
私は、もう無我夢中で逃げまくった。











お父さん、お母さん、希紅子、健二!!
どうか無事でいて——……。