ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 罪の輪。 ( No.6 )
日時: 2010/04/10 14:38
名前: めぎゅ . ◆Y/T19JNOkQ (ID: T4FXnLeQ)

. . . . . . . . . . . . . . . .



コンクリートが続く道を、ゆっくりと歩いていく。

周りは、車のクラクションの音ばかり、耳障りで、
空は、光など差していない、まるで闇のような景色だ。


ふと、うるさくクラクションの鳴っている方に目を向けると、

車の窓の外から顔を出して、“邪魔だ”と大人達が言い合っていた。

そこへ警察が駆けつける。
最近、小さな事で怒ってしまう短気な大人が多い。

あの殺人事件の犯人も、どうせ大人だろう。


そう思った途端に、
ポケットに入れていた携帯が鳴った。

開くと、画面いっぱいに雪村の顔があった。


「また……?」

私は、そう呟くと、ゆっくりと電話に出た。



. . . . . . . . . . . . . . . .