ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

ホラー版どうぶつの森  ( No.0 )
日時: 2010/04/20 16:39
名前: uitti (ID: UumlEqfp)

この村は呪われている・・・。
ありえない魚の住む海、人間の話すことのできる動物なにもかもがおかしい・・・逃げ出す手段さえない
手を差し伸べる者もいない。だれか・・たすけて・・

人物
・リナ
この物語の主人公。この村がおかしい事にきずき、
脱出を試みるが・・・。
・ルナ
すれ違いと通信でリナと出会う。彼女も村がおかしい事にきずき、脱出の方法を考えていたらしい。
・たぬきち
リナに家を売りつけ、店を経営する。たぬき。
・きぬよ
いつ頃からか、何かに洗脳されたかのように、仕事が終わってから姿を消すようになったという。
・あさみ
昔は明るい性格だったというが、きぬよがおかしくなってから急に暗くなったという。たまにこっそり助言をくれることも。

私は朝、目をさまし、すぐにたぬきちの店へ向かったそして買い物をするふりをしながらたぬきちを監視
する。たぬきちの行動を一瞬も見逃さず、しっかりと。
私は毎日必ずたぬきちの店に通っている。
私の格好はハンチングにパイロットサングラスにコートだ。サングラスは目の動きがばれないようにだ。自分が見られていることにきずけばさすがに不審に思うだろう。ハンチングとコートはサングラスに合わせているのだ。1ヶ月間も監視を続けたが、何も無い。
もう諦めようと思ったその時だった。たぬきちがなにかをつぶやいた。「そろそろ時間かな。」
(時間?なにかはじまるの?)そう思った瞬間。
「リナさん、ちょっと店を空けるんだけど、帰りたかったら帰って良いからね」
なに!?営業時間中に店を空けることなんてあるのか?私はたぬきちのあとをつけることにした。
すると、なんとたぬきちは博物館のハトの巣に入っていったではないか!私は入口の近くに寄って耳をすませた。「たぬきち、やつの動きは最近 変化しているか?」コトブキの声が聞こえた。おどろきはしなかった。そして、完全にそれを確信した。たぬきちはコトブキらとチームを組んでいるのだ。メンバーはおそらくコトブキ、たぬきち、ぺりこ、ぺりみ、ぺりお、きぬよ、ローラン、セイイチ達だろう。最後の二人は外部の情報を売っているのだ。そしてそのメンバーたちで引っ越させる住人を選ぶ。いや、正確には、『消している』のだ。住人は引っ越してなどいない。あのチームによって
消されているのだ。「リナさんはおそらくただ買い物をしてるだけだも」私のことを話しているようだ。
立ち聞きがばれると恐いのでこっそり立ち去った。