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2話*教室

私は此処、恋黒市のとある森の奥に館を構えている

尤も、誰も来ない

唯一来るのはお客様達と……

「あー!　センだー!」

「茜凪。おはよう」

彼女達だけ、かな

「セルシェに妃恋。おはよう」

この前、紹介できなかったのは妃恋

私と同じ死神で、魔界では『氷雫の狩人』とか『氷姫』って呼ばれてる

冷静で頼りになる仲間であり、大切な親友

因みにセルシェは『悪夢の吸血鬼』って呼ばれてるの

私は『闇の華』と『孤独姫』って呼ばれてたかな?

2人と一緒に高校の教室に入る

何故って?　決まってるじゃない、お客様探しよ

面倒だけど

「キヒヒ、今日はどんな子が居るかなぁ?」

「どうかしらね」

「それが楽しみなんじゃない」

クスクスと笑う



さぁ……

今日の宴に参加するのはだぁれ……?