ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Mission〜ミッション〜(共同制作) ( No.31 )
日時: 2010/06/25 18:10
名前: TKユズ (ID: or.3gtoN)

書いてみる・・・。

 第2話

 何故だろう・・・。
 
 何かとても大事なものを失ったような気がする・・。
 
 何だったっけ・・・・。

 思い出せない。

下の階で誰かが怒鳴っている・・。
どうやって帰ってきたのかが分からない。
あの不思議な感覚は全て夢だったのだろうか・・。

私は思い切って私のお母さんと名乗る人へ聞きに行った。

「お母さん?・・・あの・・・」
かすれる声を振り絞り、ドアをノックした。
喉が痛くてあまり大きい声が出ない。
何か大きな声、出したっけ?
お母さんは気づいていないようだ。
まだドアの奥で怒鳴り声がしている。
私はちょっとした好奇心からドアに耳をくっつけて話を聞いた。

「憲・・・基・・・・・事故・・・・・・ど・・して・・・!?」
お母さんではない誰かの声が聞こえた。
ドア越しだからなのかとても聞き取りにくい・・。
言ってる事は、憲って人と基なんとかさんが事故?
どうしてってことは大怪我でもしたのだろうか・・。

私はお母さんに聞くのは諦めて部屋に帰った。
そしてあの話の事を考えた。

憲って人と基なんとかさん。二人とも何か知っている様な気がする。
基・・・・・なんだったっけ?
考えれば考えるほど頭の中に濃い霧がたちこめていってもやもやとする。
色んな考えが頭の中でぐるぐる回って疲れた・・・。

ふと耳を澄ますと怒鳴り声は止んでいた。
考えるのを止めるとどっと疲れがおそってきて・・・
もう明日考えればいいや・・・・。
私はベットに横になると明かりを消して寝た。
明日はきっとお母さんに聞こう!と心に決めた。

     〜続く〜