ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Mission〜ミッション〜(共同制作) ( No.69 )
- 日時: 2011/04/16 22:12
- 名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: eHv1NYKC)
がんばってくださーい!!
第4話、ごめんなさい!!
大事なもの・・・
何だろう・・今の自分が一番大切なもの・・・
記憶も家族も友達も、もういない。
今一番、自分の中で大事なのは・・・
「憲と基貴・・。」
なぜか聞き覚えのある名前が勝手に出た。
「・・・。」
もう一人の『わたし』が消えた。
「!?」
そのとき いきなり鋭いめまいが襲ってきた。
私の意識はそのまま深い闇へおちていった。
どれほど眠っていたのだろうか
気づくと自分の部屋にいた。
どこに行っていたのか分からない。
何分かの記憶が抜けている。
「珠洲香〜ごはんよぅ〜」
お母さんの声だった。
今は夜のようだ。とてもおなかが減っていた。
「はぁい!」
階段を駆け下りてダイニングへ向かう。
良い匂い。今日はカレーライスのようだ。
いつもの食卓。TVのドラマを見ながらお母さんと喋る。
いつも通りにお風呂に入り、歯を磨き、布団に入る。
明日もいつも通りに学校がある。
そして私は、いつも通りに眠りに落ちた。
翌日・・・
私は6時に目覚め、朝食を作る。
朝食を作るのは自分の役目だ。
朝の用意をし、7時にお母さんと朝食をとる。
8時に学校へ行く。
いつも通りのはずなのに何故か、何かが抜けている気がする。
忘れ物かと思い、鞄の中を確かめるがそろっていた。
勘違いだ。きっと。
朝の教室。毎日来ているのに、久しぶりに来た気がする。
「おはよう。」
「っあ珠洲香、おはよう!今日、転校生が来るらしいよ〜」
「男子かなぁ、女子かなぁ。」
「楽しみ〜」
数人の女子が走り寄ってきて口々に喋っている。
転校生か・・・。
それ以上は特に考えず、自分の席に座る。
なんとなく読書をしていると、チャイムがなった。
そして担任の教師が教室に入ってきて、その後を転校生らしき人が入ってきた。
「あれ?」
転校生は二人いた。そして二人とも男子だった。
第四話、おしまーい☆