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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Mission〜ミッション〜(共同制作) ( No.89 )
- 日時: 2011/04/27 17:00
- 名前: 椎菜 ◆jERMdz7juo (ID: eHv1NYKC)
第六話(憲、基貴くん視点)
時間は3時20分。放課後だ。午後の道を二人で歩きながら基貴が喋りだした。
「おい、憲。」
「なんだよ〜?」
基貴の少し前を歩いていた憲はふざけ気味に振り返ったが、基貴は意外と真面目な顔だった。
「おかしくないか?」
「なにが?」
基貴は半ば呆れながら
「あの、石夜珠洲香ってヤツ、いくらなんでも似すぎだろ?あと、あの反応はなんでもない感じじゃないし。」
確かにあの反応は普通じゃない。いくら名前が一緒だとしても。
「そうだな。関係ありそうだけど・・・。」
「だけど?」
いろんな感情が渦を巻く。
「巻き込みたくねーよ。もし関係なかったらどうすんだよ?」
「それでもやるしかねぇだろ?関係ある、なしわかんないけど、いずれやらなくちゃいけねぇんだから。」
いつの間にかある横断歩道の前に来ていた。
そこはいつかある少女が消えた場所。
「やるしかねぇのか・・・・?」
珠洲香ちゃん視点!
時間をさかのぼること5時間前。珠洲香は保健室にいた。
一限目からずっと頭が痛くて、保健室に行くと熱があった。
「石夜さん?保護者の方来られましたよ?」
保健の先生が声をかけた。
早退することになったようだ。
「お大事にね」
家に着くとベッドにダイブ。今日はなんか疲れた。
あの転校生。絶対どこかで見たことある!・・・気がするし、すっぽり抜けている数年前の記憶の断片。
色々考えているうちに眠気が・・・
6話おしまい!
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