ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.16 )
日時: 2010/05/06 17:04
名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)

『次は、誰が死ぬのかな〜♪』

ゲキアは、暢気にパソコンの画面を見る。
座っている椅子を、グルグルと回し楽しげに鼻歌を歌う。

ある画面の映像_______

「良いから……行って。」
「緑……置いていけないよ。」
二人の名前は、海原源太と城見緑。
二人は幼い時からの親友だ。
「一緒に、行くんだ。」
「駄目だよ。源太は、一人で行くんだ。」
緑は、足の骨を折ったらしい。
歩く事は愚か、立つ事さえ出来ない。

『へぇ〜♪面白い展開。少し、追い討ちを掛けて見ようかな^^』





カツン___カツッ__カツンカツッ___





二人の下に、足音が近付く。
「ここかなぁ……。」
大きな斧を持った男が、ゆっくりと二人の居る部屋に近付く。
二人は、緊張し動けなかった。
「アハ……アハハ…………。」
男は、ドアノブに手をかける。

『さぁ、どうなるかな?』

ゲキアは、これ以上に無い程笑った。

「源太!逃げるんだ。」
「いっ、嫌だ……。」

『馬鹿だなぁ♪そんな奴、見捨てて逃げればいいのに。何が良くて、其処に居るんだよ♪』

男が、部屋に入った____。