PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- デスタイム 〜二十四時間以内〜 ( No.6 )
- 日時: 2010/04/30 20:18
- 名前: カスタードクリーム (ID: JgiXnGnD)
「一体、何が目的なんだ・・・」
俺等は、暫くその場に止まっていた。
一度、懐中電灯をつけてみた。
「な、んだ・・・これ?」
「写真ね。」
地面に散ばっていたのは、今まで暗くて良く見えなかったが、写真だった。
拾ってみると、裏に何か書いてあった。
<<犠牲者>>
「このゲームの、犠牲・・・者?」
散ばっている写真は、数え切れないほど在った。
写っているのは、まだ中学生ほどの子供だ。
「ちょっと、これ、見て。」
麗子が差し出してきた写真には、他とは違う事が裏に書いてあった。
<<三階の、奥の部屋>>
俺等の間に、沈黙が流れた。
「鍵の在り処かもしれないわ。」
「そうだな。」
「せ、先輩・・・行くんですか?」
「あぁ。明良、お前も来るよな?」
「一人で居れば、危険かもしれないわ。」
俺達は、三階を目指した。
「お兄ちゃん・・・」
階段を登っていると、後ろから誰かが言った。
白いワンピースを、着ている。
「あの子・・・」
「麗子が言ってた子か?」
「そう。」
俺達が近付こうとすると、女の子は何処かへ行ってしまった。
「あっ・・・」
仕方なく、俺達は上を目指した。
三階には長い廊下が在って、一番先には鉄製の扉があった。
「開くかしら・・・?」
俺は、近付いてみて押してみた。
ギィ___________
「開いた。」
俺達は、何があるのか分からない様な、暗い部屋の中へ進んだ。
残り時間___23時間___
PR