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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Episode32 反省会 ( No.115 )
- 日時: 2010/06/05 13:08
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
「な…!? 吹っ飛んだってどういうことだよ!? 」
「どうもこうも、その言葉通り、小屋が魔法の力によって吹き飛ばされたと言う事だ」
「何で吹っ飛ばすんだよダァホ!」
「良いんじゃない?私が居ればどれだけでも量産できるしさ」
言い争っている2人の間にシャルが割って入る。
よし、だなめろ!
「それにさ、家(私)吹っ飛ばしたのアリスだし」
凄まじい形相で2人はアリスを睨む。
うそ〜!
私のせい!? 私のせいか!?
「ア〜リ〜ス〜…!何しとんじゃあ!ダァホ!」
「それも矛先が違うね。サタンは分かてるみたいだけどさ、コレのせいだよ、この死体のせい」
シャルがついさっきまで大暴れしていた奴の死体を躊躇なく踏みつけ、腹を切り開くとてを突っ込んで中を探っている。
うわ〜…気持ち悪ッ!
「お〜あったあった、コレが強化してたからただの人間があの力を手に入れたみたいね」
シャルの手の上にはなにやら青白く光る珠が乗っかっている。
エネルギー体か…?
「コレは生物全てが持っている生命力、魔力の源。分かり易く言えば、命だよ」
「ふ〜ん、で?それがどうしたの?」
「能力強化のために…」
ズルッ!
「3個も突っ込まれてたみたいね」
「驚きだな、人間がここまで理解したとは…」
「んなこたどーでも良い、ホレ、出来たぞ」
紅い指輪をアリスに投げてよこす。
…紅かったっけ?
確か緑色だったような…
「自己再生機能を付加しておいた。壊れても数秒で治る」
「へ〜」
「じゃあ、反省会終わりか?アリス、海王から召集掛ってるぞ。アイスバーグ周辺の龍の砦で会議だ。政府をどうにかするらしい」
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