ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

第3話  プロのヒットマン ( No.5 )
日時: 2010/04/27 21:25
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

「一般人?馬鹿を言わないでよ、私は…ヒットマンよ?」

シアの雰囲気が明らかに変わり、
攻撃的な性格になった。
まんざらウソでもなさそうだ、
さっきまでのシアとは違い、
殺気が皮膚に刺さるのを感じる。

「あんたのせいで…シアは大変だったのよ?」
「何を・・・?」
「ああ、まだ自己紹介してなかったわね。私はキキョウ」

・・・俗に言う二重人格か?
ターン!
考えている途中でライフルが2人に弾を吐き出す。
それをキキョウはしのげる位置まで白刃を連れて逃げる。

「甘いわね、アイツ。あの高さからの射撃は命取りよ、屈まないといけないからプロは見逃して別の奴を狩る」

そう言うと、身を乗り出して狙いをつけているところにマグナムを打ち込み、
相手をビルの7階から転落させた。
気絶しているらしく、悲鳴は無い。

「プロは悲鳴を上げさせないのよ」
「プロ・・・」