ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Episode6  魔法道具№,6 ( No.60 )
日時: 2010/05/18 21:29
名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)

「うわ〜メンドイ」
「マジウザイ」

愚痴をこぼしながら2人は山賊たちを
次々となぎ倒していく。
気絶している全員、
目だった外傷は無く倒れた時に負ったかすり傷が少しある程度だ。

「こいつ等!手加減してやがる!」
「だって〜…手加減しないと君達死んじゃうよ?」

会話の直後、初めて死者が出た。
一瞬の内に相手の背後に回りこみ、
首を胴体から引きちぎったのだ。
その首が別の山賊の腹に命中し、
首が当たった山賊はそのまま気絶、
それを見たブラッディが暴走を始める。

「アッハッハッハッハァ!」

周囲の大木ごと山賊たちの首を刈り取っていく!
アリスはそれをギリギリ避けながら魔法道具を発動。

「№,3!カウンターマント!」

ブラッディの無差別攻撃がマントに直撃するたびに、
自分自身を傷つけていくがお構い無しに続ける。

「効果ないか…じゃあ№,6!ロックリング!」

マントの影から巨大な銀色の輪がブラッディを締め付け拘束する!
それを誰かが見て木の上から微笑むのがアリスの目についた
怪盗…Qだ。

「楽しそうだな」