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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Episode13 力でねじ伏せろ! ( No.76 )
- 日時: 2010/05/23 12:25
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
「よし!戦力もそれなりに居る事だし、ヴァムをねじ伏せるぞ!」
「無茶言うな、馬鹿骸骨。ヴァムは船内の2トップだぞ?」
「黙れ馬鹿猫、骸骨のオバケ。私が…どうにかする。
師匠に勝つにはヴァムも力ずくでどうにかできる様に
なる必要があるからね」
直後、
ドォオォオオォオォオン!
4人が話す声が轟音に掻き消される。
相当ヤバイらしい、ワイフが慌て始めた
「何を慌てている?」
「何って…ヴァムは船長のダブルだ。そのダブルの力は精々1/10、
それに力を上乗せさせるために黒龍を取り込ませたんだ。
そして今、その体内の黒龍がヴァムの体を乗っ取ろうとしてるんだよ」
「で、戻す方法は?」
「媒体を傷つけて龍を弱らせる位だな」
「OK、私で十分よ。皆避難して」
有無を言わさず全員を威圧する。
力関係では恐らく私がこの中でトップだろう、
1人でいけると思えた。
しかし、全員退こうとしない、
早く逃げろよ!
「俺も行く。アリスだけじゃあ無理だ」
「言ってくれますね、俺も行くからな?」
「封印ヵ所、俺以外に知ってるのはこっちの船長ぐらいだ」
全員行く気満々だ、
聞きそうに無いし、
何よりワイフ以外の奴は心強い。
「じゃあさ、力でねじ伏せるよ?」
「OK!行こうぜ!」
「雷で止まりますかね?」
会話の合間にヴァムは
私達の目の前へと迫っていた。
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