ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 漆黒のヤンデレ唄〜終わり無き迷宮〜 ( No.11 )
日時: 2010/05/02 15:55
名前: 『亜鎖那』 (ID: 7xCImRS/)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

第6話 仲間
(篠坂千秋・語り)


保健室に行く途中でこんな会話が出てきた、
それは、美仙の一言から始まった、
「ねぇねぇ、もしかしたら北條さんって・・・月埼君の事を好んでいるのではありませんの?」
「えっマジかよ、可愛そうに」
「だまりなさい♪不如帰君」
「ガーン」
「てめーの方が可愛そうだ、」
「うるせー小波の癖に」

———————ガスッ

二人はほっておこう、美仙は恋については、専門家も黙り込んでしまうほど詳しい、
「でもなんでそう思った?」
ウチは、誰もが思いそうなことを聞いてみた、一応・・・ね・・・
「・・・そんなの・・・見てたら分かりますわ、北条さん、月埼を見たとき、一瞬動きが止まりましたの・・そしたら、後は月埼に一目惚れってやつですわ。」
「ふーん・・・」

とか何とか言ってる内に、保健室に着いた、小波がドアを開けようとしたが、ウチは止めた、え・・・何故かって?・・・それは・・・もうすぐ中で、悲劇のショーが始まろうとしていたからだ、

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「ごめん、月埼君、迷惑かけっちゃって、」
「別にいい、那賀はお前を置いた後すぐ帰ったから、俺しか看病する人がいなかっただけだ。」

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「あらいい雰囲気ではありませんか、」
「まぁ、見てなって、これから面白くなるから」
・・・そう・・・面白く・・・ね・・・

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保健室の中では、ちょっとした沈黙が流れていた、それを打ち破ったのは、月埼だった・・・

「・・じゃ、俺帰るわ」
「えあ・・・ちょっと待って!!!!」
「なんだよ」
「えっ・・・あ・・・その・・・」
「ハッキリしろよ」
言うしかない、今言わないと後で後悔してしまう・・・
「わたし・・・月埼君の事が・・・


        好き                                  」

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言った・・・さぁ・・・最高のシチューエーションが揃った、コレで完成する・・・・


悲劇のショーが・・・・・・



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「・・・わりぃ・・・俺、他に好きな人がいるんだ・・・」
「え・・・うん・・・分かった・・あ・・あのさ・・その好きな人って・・・まさか・・美仙さん?」
「いや・・・旭原夕実だ・・・」
!!!!!!!!!!

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「・・・・あはははははははははははは」
面白い・・・面白すぎる!!!
「おい、那賀、これを望んでいたのか・・・」
「あぁ、このシチュエーションを望んでいたが、何か悪いか?小波」
「・・・別に」
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「じゃぁさ・・・夕実がいなかったら・・・誰を好きになる?・・」
「んーーーわかんねぇ」
「わたしのこと・・・好きになってくれる?」
「しらね(こいつ・・・くるったな・・・)」
「そう・・・(旭原夕実を倒して・・・こっちに振り向かせてあげるよ・・・)」


続く


おお、シリアスっぽくなってきたーー