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Re: 漆黒のヤンデレ唄〜終わり無き迷宮〜 ( No.17 )
日時: 2010/05/08 16:19
名前: 『亜鎖那』 (ID: 7xCImRS/)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

第9話 つながり
(不如帰智澱・語り)

俺は美仙のことが好きだ、もう学園の皆は全員といっていいほどこのことは知っている、隠す必要なんて無い、好きな気持ちは何にも変えられねぇからな・・・
だが・・・月埼・・・あいつだけは・・許せねぇ!
!!!
これは、あの告白事件の後の話だ・
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俺は、月埼の好きな人ぐらい知ってる、俺はあいつの一番の親友だからな・・・
「月埼・・・てめぇ・・・なんで嘘つきやがった・・・」
「うるせぇ、不如帰には関係の無い話だ・・・」
「なんだと・・・おめぇ、それでも男かよ!!ホントは好きなんだろうが!!北條の事!!」
「くっ・・・・うるせえええ!!!だまってろ、俺には、旭原との侵略結婚をしないといけねぇ、義務があるんだよ!!!だったら、北條に辛い思いをさせる前に、嘘をついてでも、俺を諦めてもらうしかねぇんだよ!!!」
「おまっ・・・まさか・・・それを知ってて・・・」
「・・・」
知らなかった・・・こいつにそんな過去が、あったなんて・・・俺・・・もしかしたら、月埼の親友失格かもしれねぇ・・・
「わりぃ・・俺部屋に戻る・・・」
「まてっ!!そのことを知ってる奴は、俺のほかに・・誰がいる・・・」
「小波、篠坂、そして・・・」
「旭原か・・・」

月埼は静かにうなずいた後、保健室を後にした・・・

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俺は、篠坂の部屋へ向かった、俺らの活動グループに何の意味があるのかを聞きに・・・

コンコン
「誰だ・・」
「俺だ・・・」
「不如帰か・・・」
知らない人から見たら、新種の詐欺だなこりゃ・・・
「入るぞ」
「何のようだ、」
「お前、俺達を仲間にしたのは、ちょうど一年前くらいだよな・・・なんの意味があって俺らを仲間にした・・・」
「・・・やっぱり話す時が来たか・・・よし、不如帰、」
「なんだよ」
「あいつら、全員集めて来い」
「・・・っちぇ、わーったよ」

続く