ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に …     参照1500突破!! ( No.143 )
日時: 2010/09/09 17:58
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: IhKpDlGJ)
参照: 禁止中にこっそり…

 30話
「消失」

泣いても誰も戻ってきてくれなかった___


本当に取り返しのつかないことをした…

今さらどうすればいいのかなんて解らない



「誰かぁ...助けてよぉぉぉ………」


そしてまた、私の前に現れる『人間』。

これは幸運なのかまぐれだったのか、、、


魔法世界こっちに来ればいいかも」

不意に訪れる『人間』は非現実的な話をする
人間世界ここではあり得ない話を。


まだ、信用できなかった

「そしたら無くなるモノも無くて済むかも?」

これは口癖なのだろうか?
妙に腹立たしい…——


魔法、そんなものは此処には無い。

だからこそ。
この空間以外の所には違う世界があるはずだ


——行きたい。


「その話、本当なら連れて行って、そこに。」

「けどね、学園はあっちの世界にもあるから
 行った方が絶対いい…かも」



此処に居た所で何にも変わらない

それならもういっそ、
























消えてしまおう、この世界から。

「後戻りは難しいかも」


「行くのは簡単、戻るの難関…」



それでもいい。

この世界から消えれるのならば———


「モード移行、目的地、安全確認...完了。」

「かも」という口癖魔術師は『機械』になった


「移動術式完成。瞬間移動まであと

 5.4.3.2.1....移動開始」




まさしく一瞬だった。


今の私にとっては魔法世界こっちが現実なんだ!!

そうして目の当たりにした光景は__


「此処が魔法界…なの........!?」

普通恐ろしい悪魔が住むような所を想像していた


だがそこは楽園エデンだった___




「すぐに逃げ出したいと思うかも
 けど、逃げたら人生すべてお終いかも」

戻りたくなる気が全くしなかった




けど、それまでもが魔法で侵されていた___