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- Re: 死ねば い い の に … 参照1600突破!! ( No.147 )
- 日時: 2010/10/16 15:29
- 名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: d9r3SuxE)
32話
「違」
綺羅は表情を変えず、瑠璃を見つめ、
「人間が来るなんて。以外の奇跡で驚いてます」
「そ、そんなに危険だったりすんの??」
「魔術なんてモノを扱えるのかは私のデータには無いので…」
本当に強くなれれば私は確かに『無敵』だ
そんな風に思ってるだけで実際わからない
だから、怖い、そうも思っていた
「 貴方は命の大切さをわかっていない 」
途端に綺羅は鋭い目つきで瑠璃を凝視した
この言葉に瑠璃は返答できない。
相手の言ってることが事実なのだから__
「そうだ、そうだ!!お前の居場所は此処じゃない!!」
冗談混じりのその声は空中から聞えた
上にはニコニコした女の子、ユランがいた。
翼も無い、ただ浮いている…??
この三つ編みの少女はいったい誰なのか?
「人間界に戻った方がお前のためだ!!」
以上に腹立つ口調になんと言えばいいのか…
そんなことはお前に関係ない!!
そう言えればいいんだけど…
「アタイの能力は『未来予知』だからね!!」
こんな子供が未来をあてる……??
馬鹿だ、あり得ない。
「嘘じゃないからね!!お前は死ぬ、蒼井瑠璃!!!」
「口を慎め、Tgkiefj06━ユラン」
「その機会みたいな名前で呼ぶな!!ユランだし!」
瑠璃は何にも言えない
死ぬといわれても引き下がれないし
帰れと言われても居場所が無い
何処にも私の居場所は
ない、ない、何処にもない、ない。ない。ないない。
「帰ったらどうすんの?」
ユランは瑠璃を見て無言になる...
不思議そうに
「はん??生きてくに決まってんじゃん!!」
『未来予知能力者ユラン』は笑ってこう言った
「つかお前は違法になるから」
??どういう事だ?意味わからない…
「だ・か・らぁぁぁぁぁ!!
科学術を使う者がッ魔法界に来たら違法なの!」
……嘘だ、折角、折角。
淳の形見なのに、嫌だ。
『綺羅』は驚いた顔で、
「…私には確認できなかった…不覚」
じゃ、じゃぁ…
「貴方は今から人間界に戻ってもらいます」
瑠璃は膝を床につけ、ただ、ただただ泣いた。
魔法界にいけないのが悲しいんじゃない、
また居場所が無くなることに涙を零した
そして私は普通の界に戻された。
だが瑠璃自体はその事を忘れていた
正確には消されていた
魔法界にいったいう記憶が…