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Re: 死ねば  い い の に …       キャラ人気投票開始 ( No.156 )
日時: 2010/11/03 10:39
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: oaR7Ao/r)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?527345

 33話
「帰還」

私は今、何をしていたのか??
忘れていることを思い出せないなんて…

だがそれより前の記憶は鮮明に覚えていた。



「 居場所はどこにもない 」

その真実は忘れたくても忘れられなくて、
ただ何にも考えず人殺して


自分が最低の人間、それだけ知ってて__

「わかんないっ知らないよ…」

何もかも投げ出したい。
瑠璃は自分が泣いていることに気がついた

何で泣いてるのか?どうして笑えないのか?



それすらも知ったこっちゃない。

もう私は最期なのかなぁ??
もう、もう、、、、










どうでもいいんだ。

そんな瑠璃に1つの声が聞こえてきた。
「死ぬなんて駄目だよ」

後ろから聞えた方に振り向くと__

「しっ、しにがみさ、…しにがみさん??」
「随分変わりましたね。性格なんかも」

何も話せないし話たくない。

それでもしにがみは話しかけてくるから…

「貴方が死んだら色々困るんですよ後片付けとか」
「どうしてっ…「俺の仕事ですから」

ため息交じりにしにがみは瑠璃を覆う。
「遊びませんか?」
「っはっっ!????」

変に瑠璃は妄想して顔が赤くなった。
しにがみはそんな瑠璃をよそに恐ろしい事を言った

耳元で、ただ一言。
「人間殺戮ゲーム、しましょうよ」




はぁ?????????????
何なんだ、この人は!????

真っ赤だった顔を一気に青ざめた。

「今さら殺しに躊躇いが???」

なんていう奴だ、そう思った。
人の弱みを上手くついてくる___

「いやっ、もう私はさぁ、
「殺しはしたくない、そう言うんでしょ?」

心理学者か、こいつは!!!!!

「【終】がいまから【始】まるんですよ」

何にも言えない
どうやって断ればいいのか?

「では、また明日。
そう言ってしにがみは目の前から消えた


どうすれば…