ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に … ( No.20 )
日時: 2010/05/06 18:44
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: UIcegVGm)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode


      6話
    「見えない恐怖」

 「今日はいい日だなぁ…」

 私は気分がよかった

 それはもちろん休日だからだ。

 『学校の奴らと会わずにすむ』
 
 『1日中PCができる』

 『両親が出かけている』

 こんなにいい日はなかなか ない

 —PCやり放題だ!!

 とうぜん部活になどは入っていない

 美術に入ろうなど思ったが同じクラスの人がいたし。

 「チャットでもやろうかな」

 PCは私の唯一の[ 宝物 ]

 このインターネットならいじめられもしない。

 顔が見えないから——


 【ニコニコチャット**】

 —りるさんが入室されました

 りる>誰か見てませんかー?
 りる>一緒に喋りませんか?

 —くずはさんが入室されました

 りる>あ どうも^^

 くずは>人=ゴミ=消す=殺す

 りる>!?

 —え 何この人。

 不審感を抱きながらも喋りかけてみる

 りる>いじめっ子は死んでほしいんですけどねー

 すると—— まさかの返事がきた

 内心 驚いたがその文字はちゃんとした日本語だ

 くずは>え いじめられてるのー?

 りる>えっ…

 何でわかるの? あの一言で? 何故?

 くずは>じゃあさー 燃やせば?

 りる>人を…ですか?

 くずは>ううん 皆みんながウザいならまとめて

 りる>つまりどういう事ですか…?

 くずは>人は汚いからティッシュにくるんでまとめて捨てるの。

 りる>だから…

 くずは>校舎ごと燃やせば一発で死ぬよ?

 —…この人は…【人=ゴミ】【校舎=ティッシュ】って考えてるの?

 こんな人が…いや そもそも『人』なのか?

 りる>私には…そんな事・・・

 くずは>したいけど

      できないんでしょ?

 この言葉を否定できなかった

 いつのまに私はこんなに学校の奴らを憎んでいたんだろう…

 くずは>じゃあ 殺ってあげようかー?

 りる> え でも場所とかって…

 くずは>西柳中学校でしょ?

 !! あってる どうして 私の居場所も知ってるのだろうか…

 —しにがみさんが入室されました

 くずは>あ しにがみ〜

 しにがみ>あぁ。

 りる>あ また会いましたね

 しにがみ>そうですねぇ

 りる>今日はあんな冗談、勘弁してくださいよ

 しにがみ>あれ?冗談なんて言いましたっけ?

 りる>もう!!

 くずは>丁度いい所で来たね
 くずは>りるさんこの人にやってもらうんですよ

 しにがみ>あ前回言い忘れましたが僕


  
      殺 し 屋   です。WWW

 りる>…え