ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に … ( No.26 )
日時: 2010/05/10 19:52
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: UIcegVGm)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

       8話
      「悪」

 PM12:00 もう夜中になっていた。

 でも あんな頼み事した日に寝れるわけもなく…

  —3時間前

 くずは>単刀直入に言いますけど明日の避難訓練を避難本番にしますね

 りる>親はいつ死ぬんですか?

 くずは>死んでほしいみたいな言い方ですね 同じ時刻です

 しにがみ>じゃぁ俺 両親 殺す

 くずは>じゃぁ自分は学校の生徒ってことで♪

 りる>あの 失敗ってことは…

 くずは>絶対ないです 約束します。

 しにがみ>うん 約束…するかな

 りる>お願いしますね じゃ 落ちます

 くずは>お疲れ様ですー^^

 しにがみ>じゃ 僕も
 くずは>俺とか僕とかさぁ…1つに統一しろ。

 —りるさんが退室されました
  
 —しにがみさんが退室されました

 くずは>人類滅亡まであと何年かなぁ

 —くずはさんが退室されました


  —次の日—

 「あああああ 楽っしみぃ♪」

 私は今までにないような 楽しい気持ちでいっぱいだった

 「皆 死ぬ!!親も学校の奴らも!!!」

 避難訓練の警報は4時間目ぐらいに鳴る

 もう 待ちきれない!!皆 死んでくれる!!!!!

 いつの間にこんなに『悪』なったんだろうか?


 「あいつ…スキップしてる キモッ!!」

 今日もそんな事言われたが全然気にしない

 だって君たち死ぬんだから。

 今 見てる皆も今日で私の視界から居なくなる


 4時間目  ついに始まった。今から45分以内にこいつらは死ぬ

 「アハハ・・・・ アハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

 私は完全に別人になった

 自分でも気づいてるのに 止まらない
             止められない


  ジリリリリリリリリリリッ…

 「これは本当の避難です!!」

 放送が鳴った。

 きたかという顔をしていた生徒や先生も驚いている

 ——ザマァ見ろ!!お前等これから死ぬんだよ!!!

 「お前等っ はやく廊下に並べ!!」

 落ち着けといわれても実際には難しいものだった

 私も廊下に出ようとすると教室の窓が空いた

 「瑠璃さんっ——」

 振り向くと見覚えのない人影…——

 何で私の名を… するとその影が 

 「瑠璃さんっ!!いや… りるさんっ!!」

 この影は… 「もしかして…」

 「     くずは です」

 この影が————————————

 手を差し出してきたので手を乗せると

 いつに間にかグラウンドにいた

   「!?」

 疑問はまだまだあった

 何故 私の本名を知ってるのか
   
    私の顔がわかっていたのか

    影しか見えないのか


 でも今は そんな事考えてる場合じゃない

 すると 影… くずはが喋り始めた

 「皆 校舎から逃げられずに死ぬんだよ

         見てな。」

 

  



   ————ダァァアアアン ドカンッ