ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に … 参照300突破!! ( No.35 )
日時: 2010/05/17 18:44
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: jk5mSNBu)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode


        11話
      「ありがとうサヨナラ」

 —— 「さんっ… 瑠璃さんっ!!!!」

 くずはの声で現実に戻ってきた

 ——どうしてこんな時にむかしの事……

 私には できない?できる?無理?大丈夫?

 心の中で色々な思いがこみあげてくる。

 すると くずはは 鎌 を差し出してきた

 「はい やっちゃってくださいよ」
 「…」

 どうしよう__ 自業自得 被害妄想 自己嫌悪 自己中心

 結局は私のせいなんだ…——

 でも『現在』と『過去』は違う

 私は  決意  した

 ——今ここで私が 


           殺す

 宏平がこちらに気付くやいなや大声で声を張り上げた

 「なんで お前いるんだよ!?オイ!!!!!」

 もう私にはその声も聞こえない

 「ねぇ宏平 今までさ、

           ありがとう  」

 「 ・・・ 」

 驚いている もう過去のことなんて覚えてないのか…——

 前に宏平は友達に誘われて「おう!!じゃあな 瑠璃」と言った

 でも本当はその後にまだ続きがある

 そう言って行こうとした宏平が振り向き 私に言ってくれた

 「 俺もお前と離れたくない 」
 
 嬉しかった でもそれも過去の事
 
 でも ありがとう——  そして

 「宏平   








                     サヨナラ」