ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に …  ( No.37 )
日時: 2010/05/18 19:20
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: jk5mSNBu)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

       12話
   「息絶え死んで朽ちてゆく」

   

         ——ドスッ…___

 鈍い音が辺り全体を静寂へと変えた。

 「おっ_前…」

 そう言って宏平は倒れた 正確には息絶え死んだ 私の手で殺した 好きだった人を__

 結局… 最期まで・・・

 「もう瑠璃って呼んでくれなかったね 」

 血飛沫が瑠璃の服に染みついている

 「あーあ 死んじゃった♪」

 機嫌のいい声したくずは__ 今はそれもうざったい

 ——そうだ この影もやってしまおうか

 瑠璃は自分が無敵とおもっていた

     グサッ____

 「         え    」

 くずはが驚いていた それも今ではどうでもいいような表情

 「アンタも邪魔者」
 
 「なっ……………———」

 その瞬間 血が出たわけでもなく 倒れたわけでもない__


   消えたのだ その『影』という存在が__

 —殺しそこねた?まぁいいや そんな事。

 私の目的は達成した 親ももう死んだだろう

 「     皆 死んだ     」

 家に入り居間へ行くと 床に血が滴っていた

 死体が2体ほど見えた

 「始末 めんどくさ〜」

 涙 1滴すら零れなかった___