ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に … ( No.4 )
日時: 2010/05/02 17:59
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: UIcegVGm)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

 
       2話
      「恐怖」

 あぁ  どうしよう…

 校舎についてしまった。

 
  この校門を くぐるだけでも怖い。
               勇気がいる。


  「…今日 体育あるんだぁ・・・」


 独り言でつぶやいたつもりがまわりも聞いていた

  「なぁ…またあいつ一人喋ってるぜ・・・?」
 
 「霊とか見えてたりして……」

  「あはは それは、ねーって!!!」


 ——また 変な風に思われた。


 
 私はC組でいじめられていたが

  その事は全生徒が知ってるといっても


 過言ではない。



 でも もうこの程度なら慣れてるんだ

  


  
 
   この程度  なら…———


 
 玄関では いろいろな生徒が言葉を交わしていた

    私を除いて。


 下駄箱を開けようとした


   —ガタッ  バサバサ__


 「?」

 たくさんの紙切れが落ちてきた

  でも やっぱり




 やな予感しかしないし



   いつも的中してしまう・・・・・・・

 カサッ… 開けてみると




 [死ね]  [ドブス] [学校 来んな!!]

  [マジ うざい] [消えろ]  [バカ] [ゴミ]


 「…っ!!!!」


 その瞬間は ただ

  驚くことしかできなかった・・・・・


 悲しみも
 悔しさも
 怒りも

 

  何も込みあげてこなかった…