ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に …  ( No.43 )
日時: 2010/05/20 19:16
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: jk5mSNBu)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode


       14話
  「あっち こっち そっち どっち?」

 ——何処へ行こう?困った お金だって…

 やっぱりまだ中学2年の私だけでは無理な事がたくさんあった

 喜んでる暇もないし___

     ピンポーン...

 「また記者とかが来たのか!?」

 しつこい  誰だ さっきと同じ人だろうか?

 でも声が違う... 気がする。

 「瑠璃さぁーん  いる?」

 私の名前を知っている  もしかして

 「…くずは  さん?」

 おそる おそる窓からこっそり覗いてみた——

 その人物は取材者の類でもくずはでもなく

 「月野…さん?」

 もう一人の生存者って_______

 「居たら 開けてくださ〜い!」

 まぁ 家に入ってくることもないかと思い扉を開けた

 「あの_ 月野さん...」

 「あのね 話したい事があって  暇かな?」

 ——入って来られたらまずい!!!

 「じゃあ そこの公園で喋ろう?」

 そう言いつつも 心の底では思っていた

 こいつも始末しなきゃ  。


    ——虹ヶ丘公園——

 「私ね お母さんいないんだ」

 唐突的にその言葉を言った 何故それを今…?

 その後の言葉には私がひっかかるものがあった

 「母さん 殺されたの。



                 真っ黒な影に」

 「  え」

 完全に知っている『存在』だ____

 「アハハこんな話 信じてくれないよね?」

 信じるも何もその存在と関わりの深い私にとっては複雑な気持ちだった

 「見たんだ 小さい頃 母さんが影みたいなものに


  

           鎌で斬られるのを…———」

 「月野さんはその時どうして…」

 「わからないけど子供は殺したくなかったのかなぁ?」

 遠くを見つめながら話す月野さんはとても寂しそうだった__

 ——って感情移入しちゃったよ! 

 「私 絶対に復讐するって決めたんだ


       その影に————」

 私は親を逆に殺してもらったていうのに__

 「何年かかっても構わない」

 そうなんだ__ そんなに悲しかったんだ

 私は親に愛されなかったもんなぁ…

 「私ね、学校全焼した時家で休んでて家の窓から見えたんだ__


   
     影が2,3人あるのが——」

 …完全に私とくずはさんと宏平じゃん…

 「一人は殺されてたけど 多分全焼の犯人はその2人だと思う」

 「そう…  かなぁ?」

 「だからね その人達も







    絶対 許さない——」