ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 死ねば  い い の に …  ( No.59 )
日時: 2010/05/28 19:37
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: wjb9BM.y)
参照: http://kokuban.in/


      19話
     「逆襲」

 殺す?殺さない?

 そんな考え最初からなく初めから目的は変わらない
 
 ——月野さんを殺すだけ——


 「明日だ… 準備の最中に後ろから刺してやる!!」

 こんなことも当たり前に考えるようになった

 前にはいなかった自分の人格___


 正直 自分も自分が怖い

 崩れていく私が__ 破滅する私に__


 でも 間違ってないんだから…———


 ——次の日

 「でも兄ちゃんに電話…する必要ないか」

 行く前に月野さん殺してこの家戻ってくるし

   ピーンポーン...

 ——もう来た でも準備万端 殺すほうのだけど。

 出ようと扉へ向かうと勝手に扉の開く音がした

      バタンッ______

 「瑠璃ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

 聞き覚えのある声は怒声で部屋をかけめぐった

 誰…   私何かしたっけ?

 「アンタがアンタがっ__ 私の父親を」






      嘘だ。


 真実なわけない。これは夢だ。

 月野さんが知ってるハズない。

 ありない。信じない。絶対に。


 「何の話?」
 「とぼけんな。お前が犯人だろ」

 月野さん… なのか?こんな喋り方___












 

 












   
        「なんちゃって☆」

 ——え?

 「あはは 本気にしちゃった?冗談だよ」

 な なんだ冗談の『つもり』だったのか__

 本当のことなのに…


 瑠璃はあせりまっくって返答できなかった

 これが本当の気持ちで言われたら——