ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

目が覚めた。で、そう。 ( No.2 )
日時: 2010/05/10 20:19
名前: 悪願 (ID: JgiXnGnD)

私は、また目が覚めてしまった。まただった。変えられなかった。私の手には、汗が染み付いていた。体も、少し湿っていた。私は、取り合えずシャワーを浴びる事にした。広い部屋、私は入り口の方へ進んだ。ドアの前に、小さなドアがもう一つある。其処が、シャワー室の入り口。暫く、目が覚めなかった。だから、本体はお風呂に入ってない。
「気持ち良い。」
私は、シャワーを浴び終わると、もう一度ベットに戻った。そして、ゆっくりと目を閉じた。
「おやすみ。」

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此処は、凄く昔の英国。私は、森の中に転んでいた。実際には、此処は私の夢の中。
「さぁ、今度は何を、如何しろと?」
私は、森の中から出た。
「危ない!」

(あぁ……此処までか。)

私は、夢の中で目を閉じた。一瞬で、体が燃えるように熱くなる。これが、私が目覚める前の現象だ。
「また、か。今度は、短かったな。」
目が覚めると、時間は分からないが、夜だった。私が居る部屋には、時計が無い。でも、私が此処に来て何年も経ったはずだ。夜と朝を、何度も……何年も見てきた。でも、私が死ぬ事はないし、年を取る事もなかった。こんな風に、何年も苦しむなら、いっその事死にたいくらいだ。でも、それは絶対に不可能。だって私は、呪われているから。私は、また眠る。夢の中で起きる惨劇を、防ぐ為に私は何度も夢の中へ行く。
「次は、何?」





















おやすみなさい。