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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Got Part -神の一部- 壱話up ( No.28 )
- 日時: 2010/06/13 19:26
- 名前: 輝咲 (ID: eHFPH3xo)
●1章 part弐
零衣は腰を起こし、刺された腹を抑え立とうとするが……
「痛っ……!」
左肘に痛みが走った。
よく見れば、肘の裏のところに擦り傷ができていた。
腹を刺されて倒れた時にできた傷だろう。血が垂れてくる。
「擦り傷ができているじゃないか……! 大丈夫か!?」
遊衣が心配そうに聞いてくる。
やたらに過保護のため、どんなに小さな怪我も心配してしまうのだ。
「うん……これぐらいの傷、薬草を塗れば治るよ。そんなに心配しなくていいから。」
怪我をしていない反対の手で傷口を軽く抑える。
一応、血は垂れてこなくなった。
「そうか。ならいいが……あっ……!」
遊衣は何かを思い出したかのように、木刀を地面に置いて家に入っていった。
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