ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: いつか地獄の戦場で… ( No.1 )
日時: 2010/05/30 17:40
名前: 月兎 (ID: iEydDqYB)

序章 —そして地獄は永劫に—

ここは地獄だ…世界は、戦場は…

もはや世界の平和という名はただの飾りにすぎない

平和、平和といい戦争を繰り返した

この世界には平和を保つために戦争をする

そんな…

地獄の戦場—セカイ—なのだ

戦争はビジネスだ、そう誰かが言った

戦争でどちらかが死に、生きる

その地獄が毎日のようにどこかでおきる

だがそれで世界は安定を保ち

ビジネスのごとく戦争をする

そんな戦場を仕事場とした軍

数え切れぬほどの数の軍があるおかげで世界は保たれる

ほとんどはビジネスのために、国のために

ゲーム感覚で、生死など気にせず楽しむような者もいる

だが、俺がこれから行くことになる

「月軍」はその中でも有名な軍だ…

その強さと…

彼らは何を思い軍に入ったのだろうか?

戦争をどう思っているのだろうか?

地獄で、どのように生きているのだろうか?

どんな憎しみを哀しみを抱えているのだろうか?

月軍のある者は言った

「生きることは痛みを憎しみを哀しみを知ること」

であると…

そして彼女も言った

「生きることは戦うこと」

なのだと…