ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:           息、絶えて ( No.3 )
日時: 2010/06/04 18:24
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: wjb9BM.y)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=14212


 01. 存在価値

 私ってなんなんだろう?
 
 よく考えるとこれが私?こんな風に動く__


 自分の存在を問う存在。

 「私とは何なんだろう」

 鏡を見ても皆目見当つかない__
 
 これだったら生きる意味が見当たらない

 だから私は今日も殺す。

 
 生き物を殺して殺して殺して殺して殺して

 それでも見つけれない 私の存在理由

 
 殺すために生き 死ぬために殺す

 でも死ねない

 わからない 自分という存在が——

 だから殺すそしてまた殺す殺して殺して殺す__


 夜の街に1つの叫び声が響いた

 「ああああ 許してくれえぇぇぇぇ!!!!」

 だが返答はない 

 「殺さないでくれ!!いや…っぉぎゃあぁぁひいぃぃ!!!」

 言葉になってるのかすらわからない脅える声

 だがその人間はそのまま朝が明けるのを拝む事はできなかった

 すると殺人鬼が口を開き喋り始めた

 「裏社会で酷いことやってる奴とは思えないな」

 「あぁ俺は弱腰なんだよ!!だからっ…」

 ——大人の命乞いとはなんて空しい行為なんだろう 
 殺人鬼はそう思う。
 
 でも何も変わらない

 「じゃぁ弱腰は地球のゴミだから消すしかないね」

 「そ そういう意味じゃ…っ」

 「残念。」

 殺人鬼は日本刀を右手に持っていた

 そして計画通り実行される殺し。

 「ぎっ…いやっぎぃややあああぁぁぁ!!!!!」


 それが最期の言葉になった

 その殺人鬼に血飛沫がかかった

 そして一言。


 

 「やっぱり殺し屋はすっきりしねーなぁ


   すぐ死んでつまんねーや…」