ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:           息、絶えて__ ( No.9 )
日時: 2010/06/12 09:18
名前: mk ◆U/y1JW1WZk (ID: Ot.qag7u)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?447577


  03. 唐突

 「オイ 待てよテメッ…」

 そう言いだしたのはすばるだった

 

 —きもだめしが気に入らないわけじゃない…

 —俺はあいつの案が通ったことが納得いかない!!


 「何?もしかして脅かす役のほうなのにビビってるの?」

 未来は挑発的にすばるに対して笑いながら言った

 
 だがすばるはその挑発にまんまとひっかかる…


 「んなわけあるかブス!!オイ学級委員長」

 「は はい?」



 「やっぱりやめようぜ…俺が提案すっから。」

 すばるは未来の発言すべてが気に入らなかった

 だから俺の案で決めさせようとおもい言った

 
 —よし、決めた!!!

 「メイドカフェとか… いんじゃね?」

 すると男子は青ざめてすばるに色々なことを吐き出した

 

 「まさかすばる…お前...女、女装趣味が…」
 「すばるが洗脳された…だと?」 
 「俺達のすばるは何処へ行っちまったんだぁぁ!!」
 「おいおいおいおい俺達、女装すんのか…?」


 
 「 あぁ 」


 すばるは別に女装しようが何であろうが
 
 未来の提案が消え失せればそれでいいのだ



 「いいじゃねーか!!皆でやろうぜ!!!!」

 そう言ってくれたのは聡だった

 その気楽さがみんなを和ませてくれる



 —だからコイツは男子にも女子にも好かれるんだな

 ちょっと羨ましいとも思った


 「じゃ じゃぁ多数決で決めますっ…」

 学級委員長が弱々しい声で言った



 クラスは全員で32人

 そして結果_____

 

 「ぇえっと肝試しが4人メイドカフェが28人」

 学級委員長は安心したように言った


 聡はニカッと笑いながら言った

 「じゃ女装頑張ろーぜ!!!!!!!」

 「おぅ!!」



 すばるも笑いながら言った






   「みんなで頑張ろうぜ」


 ま 未来は来ないでほしいけど