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第７話「１０Ｐ」

【沢村ノリカ死亡・・・１０Ｐ】

井森のカードの１０Ｐの景品は沢村ノリカの死・・・。井森はそれを確認すると家に帰宅した。

井森「１０Ｐで・・・あいつが死ぬ・・・フフフ・・・。」

井森は風呂桶に水を張り、中から誰も入って来れないようにテープで塞ぐ。
薬を服用し水に顔をつけた。

・・・１０分後井森は窒息死する。
それからまた１５分後
甦った井森はカードを見て５Ｐが入っているのを確認し、薬を服用してまた水に顔をつけた。

そして・・・！


井森「これで・・・１０Ｐ・・・クククク・・・アーハッハッハッハ！！！！！」

井森は１０Ｐと景品を交換した・・・。

翌日・・・

井森「〜♪」
十馬「おお、井森おはよう。どうしたんだ？機嫌良いけど・・・。」
井森「これっ♪」

井森は十馬にカードを見せた。

十馬「・・・マジかよ。」
井森「マジマジｗあいつが死ぬと思うと気分最高よ♪」

井森は上機嫌だった。そして・・・

井森「皆〜！おっはよ〜う♪」

・・・静まるクラス。苛められて頭がおかしくなったんじゃないかという視線を井森に送るクラスメイト・・・。
すると

沢松「随分ご機嫌がよろしい事。」
井森「・・・！？」
沢松「何よ、その驚いた顔。まるで化け物でも見るかのようなその顔。」
井森「・・・。」
沢松「・・・いいわ。ちょっと来なさい。」

沢松たちは井森を連れて教室から出て行く。

聡「・・・まずいんじゃないの。」
十馬「そうだな・・・。追いかけよう。」

十馬と聡は沢村たちを追いかけた。

十馬「屋上・・・？」

沢村たちは屋上に井森を連れて行った。
沢村は井森をフェンスに向かって思い切り突き飛ばす。
バシーン！！！！！！！

井森「うっ・・・。」
沢村「本当目障りだよね〜貧乏人って。死ねばいいのに。」

沢村は助走をつけ始めた。

沢村「動くんじゃないわよ。せ〜の！」

沢村は走って井森に蹴りを食らわすつもりだった。
しかし・・・

沢村「・・・！！！！！！」

井森がとっさに避けた為蹴りはフェンスに入る。
老朽化したフェンスはいとも簡単に外れ沢村は勢いで外に投げ出される・・・。

剛「ノリカッ！！！！！！！！！」
ノリカ「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ドサッ！！！！！！！！！！！！

校庭から生徒たちの悲鳴が聞こえる・・・
恐る恐る下を見ると沢松は頭から血を流しているように見えた。

剛「そ・・・そんな・・・ノリカァァァァァッ！！！！！」

剛は沢松の元へ急いだ。

井森「・・・。」

十馬たちが屋上に現れた。

十馬「井森っ！大丈夫か！？沢村は・・・。！！！」

井森は不気味な笑みを浮かべていた。
自分を苦しめた人間の死・・・彼女にとってどれだけ嬉しい事だったのかは計り知れない。

陣内「ふふ・・・やっちゃったね。」
十馬「・・・え？」

陣内は怪しい笑みを浮かべて屋上から去って行った・・・。


第７話-終-