ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 自殺P貯めませんか?〜犠牲者は再び現れる〜 ( No.9 )
- 日時: 2010/06/03 19:23
- 名前: Glitter ◆D7eyn7/Cvc (ID: TI5XYu0n)
第6話「復讐〜憎悪」
十馬と井森が教室に戻ると
沢村「あれ!?あたしの財布が無い!」
剛「マジで?」
沢村「うん。昼休み前まで確かにカバンの中に入ってたのに・・・」
沢村は教室に入って来た井森を睨み付けた。
沢村「アンタでしょ。家が貧乏だからって人の財布盗んだってわけね。」
井森「ち、違います!」
沢村「アンタ以外に誰がいんのよ!」
すると昼休み終了のチャイムが鳴った。
羽田「はい、席につきなさい。」
沢村「先生!あたしの財布が井森さんに盗まれました!」
羽田「財布?あぁ、あなたの財布なら廊下に落ちてたけど。」
沢村「え・・・!?」
羽田「ちゃんと探しもしないで井森さんのせいにするのはやめなさい。」
沢村「・・・ご、ごめんなさい・・・。」
生徒A「・・・ふw」
生徒B「クスクス・・・」
生徒C「先生盗まれました!www」
生徒D「沢村さんこれは恥ずい!wwwww」
沢村は顔を真っ赤に染めた。
そして授業が終わり休み時間に。
6時限目は体育。
沢村「あームシャクシャする!!!!!」
沢村は筆箱から接着剤を取り出した。
剛「何するつもり?」
沢村「こうすんのよっ!」
沢村は接着剤をロッカーにぶちまけた。
沢村「ふん!体操着がベッタべタw」
剛「おい、井森が来るぞw」
沢村「ふふふふ・・・w」
井森はロッカーから体操着を取り出し更衣室へ向かった。
沢村「・・・え?」
剛「あ!お前これ自分のロッカーだぞ!wwww」
沢村「えええええええええええ!!?!!?!!?」
沢村は井森のロッカーと自分のロッカーを間違えたのだった。
生徒A「ぷっ・・・wwww」
生徒B「沢村馬鹿スwwwwwww」
生徒C「悪い事するからだよねーwwwwwww」
生徒D「ざまぁwwwwwwww」
沢村「・・・っ!何よアンタたち!!!言いたい事があるならハッキリ言いなさいよ!」
生徒らは沈黙した。
そして体育の時間。
沢村「サッカーね・・・ふふw」
剛「お、ゴールキーパー井森じゃん。」
沢村「顔に当ててやるわw覚悟しなさい!」
沢村は渾身の力を込めボールを井森に向かって蹴った。ボールは美しい曲線を描きゴールのふちに当たり跳ね返った。
剛「あ。」
沢村「い・・・」
バコッ!!!!!!!!
サッカーボールは沢村の顔面に激しく当たった。
羽田「さ、沢村さん!?」
沢村は気を失った。
十馬「・・・wwwざまぁみろだな。なっ、井森。」
井森「そうですね・・・w」
由梨香「何かちょっとかわいそうだけどwww」
井森「・・・かわいそうなんかじゃない。もっと酷い目に合ってほしいわ。偽善者は黙ってて。」
由梨香「ぎ、偽善者!?」
十馬「お前井森にやたら嫌われてんな・・・。」
由梨香「何でなんだろう・・・ただ友達になりたいだけなのに・・・。」
聡「・・・。」
鈴木「クラスで人気のあるっぽいお前が羨ましいんじゃねぇの。」
由梨香「え?」
鈴木「お前クラス内で友達多いだろ。半分以上は友達だろ?」
由梨香「うん・・・友達は多い方が楽しいし。」
鈴木「でも中にはお前のようなのを忌み嫌う奴もいるって事さ。」
由梨香「忌み嫌うって・・・。」
鈴木「俺はお前は良い奴だしこれからも友達でいるけど・・・ま、万人に認められる人間なんてこの世にはいないってこった。」
由梨香「・・・。」
十馬「何気に良い事言うなあ・・・。」
聡「そ、うだね・・・今日出会ったばかりなのにまるで前から親友みたいだ。」
放課後。
井森は帰りの準備をし始める。
すると
沢村「何帰ろうとしてんの?」
井森「・・・あぁ、そういえば沢村さん放課後用があるって言ってましたね。何の用ですか?」
パンッ!!!!!!!!!!!
沢村が井森にビンタを食らわした。
井森「・・・!」
沢村「いい気になってんじゃねぇよ。さっさと学校辞めちまえ屑が。」
剛「やめちまえーやめちまえーw」
陣内「・・・。」
沢村は廊下から雑巾の絞り汁を持って来る。
そして井森に思い切りぶちまけた。
バシャッ!!!!!!
井森「・・・。」
沢村「ふん・・・w良い気味ね。」
この時・・・
井森の心には
沢村に対する深い憎悪が生まれた。
井森のPカードに変化が表れた・・・!
第6話-終-