ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: サイコロ。 ( No.5 )
日時: 2010/06/10 20:43
名前: 神風 ◆G6TtgMqJnQ (ID: ewPwHyR8)

1章(2)『事件のハジマリ』

ザワザワ… ザワザワ…

「1人かぁ… 代理していいかな?」

弟の夜月。

1人だと最高!パラダイス!

なのだが、2人居たほうが色々出来るので

「あぁ、頼むよ」

と答えた。

「注意してよ、僕あんまり大きい声出ないんだ」

仕方ないなぁ。 まぁ、本当の事だからいいか。

俺はうなずき、言った。

「皆! 座らないと罰ゲームだぞ!」

確か… 日直は何でもしていいんだっけ…?

フフフ…!

と思っていたら、様子がおかしい。

何故か泣いていたり、掃除セットから何かを取り出そうとしている奴も居る。そしてほぼ皆、左を向いている。

おかしい…!と思って左を見た。

…………!?

なんだ。 9組の担任の先…!?

「キサマラ ナニシテル」

先生が言った。

楽観的な性格なのに… おかしいぞ…?

「先生! 何言ってるんですか!」

俺は先生に聞いた 周りはとっくに静かになっている。

「キサマラ ナニシテル」

またそれか。 でも怒っているような気がする。

——同時に嫌な予感も。

「先生ー!? 頭おかしくなったんですか?」

この一言が駄目だったんだろう と今になって思う。

嫌な予感がしたので隠れて正解だった。

「コロス…! コロ…コロスコロスコロス!!!」

といい先生が光のような速さで教室を一周した。

グチュッッ サクッッッ

何が起こったんだ 教室に血が広がっている。

俺と夜月は隠れていたから助かったんだと思う。

他にも何人か助かってるはず…!と思い、俺と夜月は教室を一周した。

…俺と夜月合わせて5人。

40人中35人が死んでしまったのか?

もしかして…俺が悪いのか…?

俺はそんなことを考えながら教室を出た。


…5人共怪我はしていない。

でも、この教室に居ると何故か変な気分になるのだ。

そして確かめたい事がある。

…それは

9組の状況。